ルフィが『ニカ』である伏線が1話にあった!?

はじめに

 ONE PIECE ワノ国編にて初登場した『ニカ』、その存在に読者は驚きを隠せなかったでしょう。突然のおふざけ戦法にアンチコメントが殺到しましたが、この記事では『ニカ』の伏線とされる描写をまとめています。

出典 ONE PIECE 尾田栄一郎/集英社

ルフィが『ゴムゴムの実』の能力者ではなく『ヒトヒトの実 幻獣種 モデル ニカ』であることが発覚しましたが、過去の話を見ると「伏線だったのではないか?」というシーンが数多く見られました。

能力は「ゴムそのものの性質を持ち、空想のままに戦う」ということしか原作では分かっていませんが、覚醒させると「独特な鼓動」と共に、さらなる「腕力」と「自由」を与え、状況に関係なく「楽しくなってくる」ということが分かっています。

もしかするとこれまでの戦いで見せた、ルフィの異常なタフさと回復力はゾオン系の能力だったからということも考えられます。

出典 ONE PIECE 尾田栄一郎/集英社

ルフィが「負けたのに楽しくなってきた」と言っているように、「辛いはずなのに気分が良いこと」が引っかかり、ワンピースを見直してみると1話にそれらしい描写がありました。

ここからは『ニカ』の伏線らしきシーンをご紹介します。

第1話 悪魔の実を食べたルフィ

シャンクスが敵船(世界政府の船)から奪ったゴムゴムの実を食べてしまったルフィ、能力が手に入ったとは言えカナヅチになるのは辛いはず!

しかし、これまでより上機嫌に!?

出典 ONE PIECE 尾田栄一郎/集英社

魚屋のおっちゃんが言っているようにルフィはこれまでに比べて楽しそうになったと言っています。

単純にゴム人間になれたことが嬉しいという考えもできますが、この実の能力『ニカ』の影響で楽しくなっているということも考えられます。

だとすると1話から『ニカ』の伏線があったことになるのです!

第678話 ゴムゴムのUFO

出典 ONE PIECE 尾田栄一郎/集英社

下半身をプロペラのように回転させながら浮遊して攻撃

元々ルフィの技はデタラメなものが多かったので気にする人は多くないでしょうが、考えてみればゴムを回転させたからと言って飛べる訳はありません!

ところが、矢印のようにルフィは敵を倒しながら、結構な高さまで飛んでいます。

この自由過ぎる発想は『ニカ』に関係している可能性が高いです。

そして何より、ワンピースの世界に「UFO」つまり宇宙船があるかも知れないということに驚きです。

第571話 センゴクの食べた悪魔の実

センゴクが食べた悪魔の実は『ヒトヒトの実 幻獣種 モデル 大仏』です。

これが初めて分かったのが第571話でした。

そして偶然か否か、この時の扉絵が衝撃です!

「鏡の前にカニ」

カニが反転すると『ニカ』になるのです。

出典 ONE PIECE 尾田栄一郎/集英社

この件に関してはファンの間で意見が分かれていますが、初めてのヒトヒトの実の幻獣種が登場した表紙が「鏡の前のカニ=ニカ」というのは、何か作者の意図を感じます。

しかも、この扉絵は読者のリクエストではないのです。

※作者は読者から扉絵のリクエストを受けて絵を描くこともあります。

これは偶然と考える方が不自然な気がします。

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62巻 表紙、ルフィの真上に『ニカ』

ケイミーの友達である人魚たちの名前に注目

出典 ONE PIECE 尾田栄一郎/集英社

『ニカ』というシマシマ帽子を被った女の子が62巻の表紙でルフィの真上にいるのがお分かりでしょうか!?

出典 ONE PIECE 尾田栄一郎/集英社

偶然と思われる方も多いでしょうが、普通にイチカ、ニカ、サンカ、ヨンカ、ヨンカツーと順番に並べれば良いところを、敢えてルフィの真上に『ニカ』を描いているのが意味深です。

第990話 ヒョウじいのあの言葉

出典 ONE PIECE 尾田栄一郎/集英社

この時、ヒョウじいは「ルフィが半分、神の姿をしている」と感じたのかも知れません。

顔周りの煙も明王、つまり神のような姿を現しているのです。

第1042話 カイドウの「あり得ねぇだろゴムの性質上」

出典 ONE PIECE 尾田栄一郎/集英社

ギア4時のルフィの技、大蛇砲(カルヴァリン)!

この技は伸びた腕が縮まることなく軌道を変えて敵を追って行くので、ゴムの技として考えるとかなりおかしな点があります。

通常ゴムは伸びるとすぐに縮むものです。

しかし、この技はルフィの声に応える生き物のように敵を追いかけます。

出典 ONE PIECE 尾田栄一郎/集英社

「まだ追え!大蛇(パイソン)」とルフィが命令するシーンもあることから、まるで腕に意志があるようにも感じました。

この軌道は全く予想が付かず、見聞色の覇気で未来を見てもかわすのは難しいようで、もしかすると「空想のままに戦う」ニカの部分が出ていたのかも知れません。

『ふざけた能力』は10年前に決まっていた

作者の尾田栄一郎氏は65巻のSBS(質問コーナー)でこんなことを言っていました。

出典 ONE PIECE 尾田栄一郎/集英社

「数ある能力の中で、なぜ主人公であるルフィはゴムの能力者なの?」

この質問に作者は「一番ふざけた能力を選んだ」と回答しています。

出典 ONE PIECE 尾田栄一郎/集英社

そして五老星もこう言っています「世界で最もふざけた能力だと聞いている」と・・・

65巻が2012年2月発売で、ニカの初登場が2022年3月28日発売の週刊少年ジャンプの内容、第1044話でした。

つまり、少なくとも10年以上前から決まっていたことなのです。

さいごに

『ヒトヒトの実 幻獣種 モデル ニカ』とは空想のままに戦い、伸びたり膨らんだりと自由に戦う能力ですが、公開された当初はネットで「ニカだった伏線がない」「後付け感にガッカリ」など批判の声が非常に多かったです。

もしここで紹介したことが『ニカ』の伏線だったとしたら、もう「後付けでガッカリ」なんてことにはなりませんよね?

「こじ付けだ」そう言われてしまえばそれまでですが、充分すぎるほど今のニカに繋がる要素がありました。

以上のようなことで『ニカの伏線』と思われる描写をご覧頂きましたが、いかがだったでしょうか?

皆さんのご意見を聞かせて下さい。

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追記

ワンピースファンの中には、ジャンプ派・コミックス派・アニメ派、というように「絶対にアニメでしか見ない」などのこだわりを持って作品を楽しんでいる方がいます。

もちろん楽しみ方は個人の自由ですが、筆者はだんぜんコミックスで楽しむことをお勧めします。

1番最初に最新話を知ることができる週刊少年ジャンプで毎週見るのも良いですが、締め切りに追われて掲載しているので、作者による描き忘れや懸賞金の額の間違い、下書きのまま掲載など未完成の内容で世に出ることがあります。

出典 ONE PIECE 尾田栄一郎/集英社

出典 ONE PIECE 尾田栄一郎/集英社

アニメでは、原作に追いついてはならないので、オリジナル編やシーンの引き延ばしが多いため、とらえ方が変わってしまい残念な描写があるので、コミックスで見ることをお勧めします。

もちろん、それぞれに良さがあるので全て見て楽しむのが1番ですが、ワンピースを深く知りたいならコミックス1択ですね。

SBSという質問コーナーで裏設定や原作に描き切れなかった内容も公開しているので、ぜひこの機会に単行本を揃えてみてください。

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